ミサイル発射、そして身内の暗殺 北朝鮮で何が起きている?

ミサイルの発射、そして身内の暗殺と北朝鮮に関する大きな動きをまとめていきます。

2017年2月時点における北朝鮮

2月12日に北朝鮮はミサイルを発射し、さらに13日には金正恩の兄である金正男が暗殺されるというニュースが立て続けに起きています。一体北朝鮮で何が起きているのでしょうか?

2月12日 ミサイル発射

北朝鮮が12日午前7時55分ごろ、北西部の平安北道(ピョンアンプクト)・亀城(クソン)付近から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。弾道ミサイルの発射はトランプ米政権の発足後、初めて。トランプ大統領は10日、安倍晋三首相とワシントンで首脳会談を行い、北朝鮮に核・ミサイル開発の放棄を求めることで一致していた。

引用:北朝鮮、弾道ミサイル発射 日本海向け 500キロ飛行 – 朝日新聞デジタル

北朝鮮がミサイルを発射すること自体はもはや珍しいことではありません。

今回のミサイル発射は軍事実験をベースに、アメリカのトランプ政権や韓国の朴槿恵政権への威嚇はもちろん、日米首脳会談に合わせて日本・アメリカをけん制することや、2月16日の光明星節にむけた国内向けのアピールなど、さまざまな理由が含まれていることはすでに各報道機関が述べている通りです。

もし北朝鮮がミサイルの発射だけを行ったのであればまたいつもの北朝鮮として今までのミサイル発射から各国の批難を浴びるという流れになったでしょう。

金正日の長男、金正男の暗殺

しかし、今までと状況が異なるのはミサイル発射の翌日に金正男が北朝鮮の工作員によって暗殺されるという事件が起きたことです。

「金正男がマレーシアで北朝鮮のスパイに毒殺されたものと見られる」と複数の政府関係者が明らかにした。金正男は、13日の午前9時マレーシアのクアラルンプール空港の出入国審査近くにあるショッピングエリアで倒れ、空港から病院に緊急搬送の途中に死亡した。2人組の女たちに毒針で殺害されたと見られ、この容疑者の女たちは犯行直後タクシーに乗り逃走した。

引用:金正男クアラルンプール暗殺 北朝鮮は5年前から機会を狙っていた – Newsweek

おそらく、暗殺した時期はそれほど重要ではないでしょう(暗殺は簡単にできるものではないし、もし簡単だったとしてもそれは逆に北朝鮮側が一番インパクトのある時期を狙って実行できるというだけの話だと思います)。問題はなぜ金正恩が金正男を暗殺することを考えたのかだといえます。

危険人物だと思われた?

金正日には3人の息子がいて、現在北朝鮮の最高指導者となっている金正恩は一番末っ子に当たります。一方の金正男は長男ではありますが、1990年代あたりから中国に滞在するようになります。北朝鮮の中にいると外から見た北朝鮮の姿はなかなか見えないと思われますが、金正男は中国に住んでいたために北朝鮮を外から見ることができる位置にいました。

当然、金正恩よりもアメリカや日本寄りの意見もたくさん入ってくることから、金正男は金正日が死去したときの後継者に選ばれることはありませんでした。

そして、現最高指導者の金正恩は体制を維持する必要があるため、金正男を危険人物とみなして暗殺する計画、指示をしたという説があります。

金正恩が感じた血筋の劣等感から?

一方で、北朝鮮では三男の金正恩が3代目の最高指導者になったという事実があり、金正恩がこの問題に対してもやもやとした気持ちからこういった行動に及んだと考える人もいるようです。

この説だと金正恩の私情で金正男が暗殺されたということになるため、こっちの方が金正恩は少し危険であるという見方もできます(国は普通リーダーの私情では動かないため。独裁国家と言われればそれまでだが)。

中国は金正男を擁護する立場にあるため、中朝関係にも後々に影響を及ぼす可能性があります。

確実に言えること

金正恩の行動の本意に関しては分析などで可能性を述べるしかありませんが、この事件において確実に言えることが一つあります。それは「マレーシアに北朝鮮のスパイが忍び込んでいた」ということです。北朝鮮とマレーシアとは国交があり、定期便も通っているため、北朝鮮からスパイを送り込むことは難しくはないのかもしれません。

今回暗殺を行った工作員がもともとマレーシアに常駐していたのか、このタイミングを狙って潜入したのかはわかりませんが、北朝鮮はその気になれば外国にスパイを送り込むことは難しくはない可能性が高いと言えます。

日本と北朝鮮は国交がないためにそう簡単に潜入できるかどうかはわかりませんが、日本国内に工作員がいない・・・とは言い切れないでしょう。

就任間もないアメリカのトランプ大統領はまだ政権発足直後ということもあり今すぐに具体的な行動をする可能性はないと思われますが、今後もこういった行動をとり続けるであろう北朝鮮に対してどのような行動をとるのかが注目されます。

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