北朝鮮と国交のある国

日本から直接北朝鮮に行くことはできません。なぜなら、日本と北朝鮮の間には国交がないからです。では、北朝鮮と国交がある国はどれくらいあるのでしょうか。

北朝鮮と国交のある国は結構ある

日本から見ると近くて遠い場所にあるイメージのある北朝鮮ですが、北朝鮮は大半の国と国交を結んでいます。むしろ、国交を結んでいない国の方が少ないのです。

東西冷戦中の北朝鮮は東側諸国との関係しかありませんでしたが、ソ連崩壊後は西側諸国とも国交を結ぶようになります。(大半の国は北朝鮮と韓国両方を認めている。)

2016年12月現在、国連に加盟している192の国のうち、26か国が北朝鮮と国交を結んでいません。これらの国は北朝鮮の国家認証も行っていません。逆に言えば、残りの166か国とは国交を結んでいるということになりますね。

では、北朝鮮と国交のある国とない国の中で皆さんも聞いたことのある国はどこでしょうか?

国交のある国(166か国・一部)

国交のない国(26か国・一部)

国交のある国はかつての東側諸国だったロシアや中国はもちろん、西側の代表格ともいえるドイツやイギリスがいますね。

一方で、北朝鮮が敵としている日本、韓国、アメリカとは国交がありません。さらに、ヨーロッパの中ではなぜかフランスとの国交も無いようです。(同じヨーロッパでもイギリスやスペイン、ドイツとは国交があるのに・・・)

ちなみに、アルゼンチン、イラク、チリ、ボツワナの4か国はかつては国交がありましたが、現在は断絶状態にあります。

両方認める理由は、単に「何もないから」?

何もないというとざっくりしていますが、わかりやすく説明すると北朝鮮と過去または現在においてかかわることが少なかったから、ということでしょうか?

日本と北朝鮮の関係は日韓併合などの歴史的な接点があります。そのため、お互いに「好き」だとか「嫌い」だとかの感情が湧いてきます。

しかし、北朝鮮から遠く離れたヨーロッパの人たちにとっては北朝鮮という国は歴史的な接点も少ないため、あまり北朝鮮という国を身近に感じないでしょう。要するに関心が薄いのです。

これは日本も例外ではありません。例えば、現在中東ではイスラエルとパレスチナの問題がありますが、この問題の日本の関心はどれくらいあるのでしょうか? また、イギリスとアルゼンチンにはフォークランド諸島という領有権を争う島がありますが、そもそもフォークランド諸島がどこにあるのか知らない人もいるのではないでしょうか?

関心が薄いということは、それだけ国交を結ぶことにも抵抗はないでしょうから、両方認めてもいいという感じになるのだと思います。

ただし、国交がある=仲がいいわけではない

GLOBESCANが行っている2014年のグローバル世論調査に以下のグラフがあります。

引用:Negative Views of Russia on the Rise: Global Survey on Country Influence – GLOBESCAN

このグラフは北朝鮮が各国に対して良い影響を与えているか、または悪い影響を与えているかという調査結果です。

グラフの内容を見るとガーナが結構北朝鮮が良い影響を与えているとしているものの、全体的な印象は良くないといえます。特にアメリカやカナダ、EUの主要国、オーストラリアのネガティブな反応が強く、韓国や日本に至っては「悪い影響を与えている」という回答が91%と調査対象国の中ではトップとなっています。

EUでいえばイギリスなどが北朝鮮と国交はあるものの、やはり悪い影響を与えていると考えている人が8割近くいることから、たとえ国交を結んでいる国であってもそれが友好的ではないと言い切ることができるでしょう。

特に北朝鮮がミサイル発射や核実験をすると、北朝鮮のやったことを良しとする国はほとんどいません。国交がある国であったとしてもです。どの国も多かれ少なかれ北朝鮮の行動に対しては不信感を抱いているようですね。

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コメント

  1. 渡辺 健二 より:

    ヒットラーを凌ぐメチャクチャな独裁者が牛耳っている国が国連に加盟できている事自体理解出来ない。寧ろ、国連議決に違反する事をやり、嘘八百を並び立てて自国の正当性を主張する国家と外交関係を保ち経済的にも北朝鮮に利益供与している100ヵ国以上もの加盟国に大きな責任がある。武力で脅しをかけても逆効果な国なので経済制裁を徹底すべきだ。やはり中国ロシアが最大の癌だ。

  2. 秋水 より:

    厳密には、国交というのは、国同士の仲が「良い」か「悪い」かで結ばれるものでは無く、「安全保障上」の理由で結んでいるという事がほとんどです。

    だから、例えば「アメリカ」と「ロシア」は、国同士の中は悪いものの、「国交」が存在しています。

    ただ、「アメリカ」と「キューバ」の場合は、嘗て社会主義革命と「キューバ危機」の問題で、戦争寸前の状態にまで行きついた事がありますから、現在、国交がありません。

    「国交」が無い、という事は、即ち「外交上の衝突」があった時に「即座に戦争」という事を意味します。

    日本は、「北朝鮮」と国交がありませんが、これは日本側から「国交断絶」したわけではなく、北朝鮮側から断絶されているに過ぎません。

    しかし、だからといって、「即座に国交が回復できる」か、と言われれば、「拉致問題」や「ミサイル発射」、「核開発」、国際社会(米国との同盟関係等)の問題などがあり、基本的には無理だと思われます。

    国交があった方が良いのか、無いのか、と言われれば、できれば「あった方が良い」ですが、「軍事紛争に発展してもおかしくない外交問題」を抱えている状態では、国交を結ぶ事は困難であるという事も、また事実ですね。

  3. WDさん より:

    北朝鮮との戦争になれば、北朝鮮だけでなく、周辺国にも少なからず火の粉が飛んでくることになると思う。特に韓国ソウルは、甚大な被害が予想されると思う。
    この国の独裁者および取り巻きの人間達だけをどうにか排除したいところである。平和的解決は難しいのかな?