主体思想塔という建物にもなっている主体思想ってどういう意味?

北朝鮮に関連する言葉の一つとして出てくる「主体思想」という言葉。北朝鮮のことを少し知っている人なら聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか?

※思想などの基本的な考え方は難しい部分も多いですが、なるべくわかりやすく紹介できたらと思います。

Pyongyang_Juche_tower

主体思想を体現した主体思想塔です。1982年に金日成の70歳の誕生日を記念して建てられました。

ズバリ、主体思想とは?

まず、主体思想と書いて「しゅたいしそう」とは読みません。正しくは「チェチェしそう」と読むのが正解です。(漢字に変換するときはしゅたいしそうって打ってるけどね)

そして、これがどういった思想なのかをざっくりと説明すると・・・

北朝鮮は一人の人間である

と、個人的に解釈しています。

 

とはいえ、これだけではよくわからないと思いますので詳しく、だけどできるだけわかりやすく説明したいと思います。

主体思想の理念

先ほど、北朝鮮は一人の人間であるといいました。人間という生き物は脳から命令信号が送られ、その通りに手足が動きますよね。例えば、脳が「文字を書け」という命令を出したら左手は書く紙を抑えて、右手は鉛筆を握って文字を書くわけです。(左利きの人は逆だぞとかいう話はおいといて)

そしてこれは北朝鮮という国にそのまま置き換えることができます。

北朝鮮の脳にあたる部分は、北朝鮮の最高指導者であり、手足は北朝鮮に住む人民になります。最高指導者が人民に命令を出し、人民はこれを忠実にこなすのです。

主体思想は個人という考えを否定する

人間は一人ひとり考え方が違うのが普通です。それは日本に住んでいたらみんなが実感していることでしょう。今の政治の在り方に肯定する人もいれば否定する人もいます。

しかし、北朝鮮が掲げる主体思想は人民に対して最高指導者の思うがままに動くことが当たり前であるという考え方があります。最高指導者は偉大であり、人民は上の考えることに対して疑問を抱くことは許されないのです。先ほどの一人の人間に例えると、脳の命令に手足が拒絶している状態は一人の人間として困るように、北朝鮮にとっても人民に勝手に動かれることは困ることなのです。

主体思想は生まれた時から刷り込まれる?

私は実際に北朝鮮に行ったことがないのでここからはあくまで自己分析の範囲になりますが、北朝鮮では体制を維持するためにこの主体思想の考え方が生まれた時から刷り込まれていると考えられます。何かのテレビ番組で見ましたが、かつて強制収容所にいて北朝鮮から脱北した人の話では、「強制収容所にいた時は国の体制に何の疑問も抱かなかった」と考えていたそうです。

テレビなどで「北朝鮮では上のやり方がひどくて反乱が起きないのか」「市民を搾取するような政治を行って北朝鮮は内部から崩壊するんじゃないのか」という人もいますが、この主体思想という考え方を北朝鮮の人は受け入れてしまっているため、そもそも疑うことをしないということなのかもしれません。

 

 

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