陸軍は何かとメディアに露出します。海軍も潜水艦の数では世界一と来ています。しかし、空軍はあまり取り上げられない気がしますので、ここで紹介してみたいと思います。
北朝鮮軍の保有戦闘機は?
空軍といえば戦闘機。ということで北朝鮮が現在使用している戦闘機はどんなものかを挙げてみます。
MiG-29
この戦闘機はMiG-29といい、現在の北朝鮮の中では最新鋭とされている戦闘機です。この兵器もソ連が開発したものをもらったものです。
MiG-29は1980年代に運用が開始された戦闘機ですが、現在でもロシアを中心に各国で使用されている戦闘機であり、かなり遅れているというわけではないようです。
このMiG-29以外にも北朝鮮にはMiG-23などのソ連製の戦闘機が多数配備されています。
技術はまずまず、運用状況は芳しくない
戦闘機のスペック自体はそこまで悪いというわけではないと思いますが、ソ連崩壊以降の北朝鮮はこのMiG-29よりも新しい新型戦闘機の導入が難しい状況にあるため、年数を重ねるごとに周りの国との技術の開きが出てくるでしょう。また、新型機を導入できないということは、現在の戦闘機が老朽化してくると空軍の力を維持することも難しくなってきます。
さらに、戦闘機を飛ばすためには多くの燃料を必要としますが、経済制裁を受けている北朝鮮にとってはこの燃料を調達することも難しい状態になっているため、訓練を重ねることすらも難しい状況にあるといえます。
過去にはアメリカ軍の戦闘機を撃墜したことも
今でこそアメリカ軍の戦闘機に勝つのは難しいでしょうが、昔はベトナム戦争でアメリカ軍の戦闘機を撃墜したこともあったようです。(北朝鮮はベトナム戦争にも参加していました。)
北ベトナム空軍は1966年から1969年までに、222機の米軍機を撃墜したが、その内の26機は北朝鮮パイロットによるものであった。
このころはソ連から当時最新鋭の戦闘機を輸入することも可能でしたので、アメリカ軍の戦闘機との技術差はそこまでなかったでしょう。技術差がなくなれば後は戦闘機同士の戦闘の優劣をつけるのはパイロットの技量となります。実際にアメリカ軍の戦闘機を撃墜したということは、北朝鮮空軍のパイロットの技量もこのころはアメリカ軍と同等であったといえるのではないでしょうか。
とはいえ、これも過去の話であり、現在においてはアメリカとの差はかなり開いていると考えられますね。
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