日本の国会にあたる、北朝鮮の最高人民会議とは?

北朝鮮の立法府(法律を作るところ)は最高人民会議と呼ばれています。今回はこの最高人民会議について紹介します。

日本の国会との違い

日本は衆議院と参議院の二院制を採用していますが、北朝鮮では一院制を採用しています。その代り、最高人民会議の議席の数は687と多めになっています。

最高人民会議の役割は法律を作ったり、閣僚を任命したり、国家予算の使い道を決めたりするとされており、日本の国会とあまり変わらないイメージがあります。

議員の決め方、政党

議員の決め方は選挙で選ばれるという決まりがあり、実際に選挙も行われていますが、選挙は単なるイベントと化しており、事実上は朝鮮労働党が選んでいるという実態があります。

→北朝鮮の選挙とは

また、687の議席には朝鮮労働党以外の政党もいますが、朝鮮労働党の傀儡としてしか機能していないのが現実です。

→北朝鮮の政党について

実態は・・・?

最高人民会議では日本とあまり変わらないことをしているという風に表では言われていますが、本当にそういったことが行われているのでしょうか?

実際は支配政党である朝鮮労働党、というよりは最高指導者金正恩の意向に法的根拠を与え、民意の名目で追認することに機能が絞られていると言える。

引用:最高人民会議 – wikipedia

やはり中身は違っていたようです。簡単に言うと、最高指導者のやることについてお墨付きを与えるといった役割が主な役目のようです。

最高人民会議の議員は選挙で選ばれているという体裁になっていますので、「最高指導者のやることについて民意で選ばれた人たちが賛成をした、つまり、最高指導者のやることに北朝鮮の人たちが賛成である」と考えることができるのです。

中国よりも厳しい議員たち

北朝鮮において、朝鮮労働党の議員の人たちが採決などに対して反対意見を示すことはないでしょう。反対すれば何らかの制裁が加わるのを想像することはそう難しいことではありません。

中国でも一党独裁のイメージがあり、実際にその側面がありますが、中国では採決を反対、または棄権することができます。

予算案の採決では反対・棄権票が他の議案を上回る13%超に上り、会場ではざわめきも起きた。

2016年・中国全人代 経済改革に高まる不満 景気対策・財政赤字 予算案、批判票13% – 毎日新聞

上の記事を見ると、形だけの制度ではなく、実際に自らの意志として反対を表明する自由はあるようです。

しかし、これが北朝鮮となると反対することすら許されません(することはできるのかもしれませんが、みんな制裁を恐れてしないでしょう)。

 

このことから、最高人民会議では最高指導者のやることに対して民意の同意という形を作る場所になっていると考えられます。

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