北朝鮮が発射しているのはロケット? ミサイル?

軍事

このサイトでは北朝鮮は「ミサイル」を発射しているとしていますが、北朝鮮はミサイルと呼ばずに「ロケット」と呼ぶことがあります。この違いなんなのでしょうか?

ロケットとミサイルの違い

ロケットもミサイルも「飛翔体」であることは変わりませんが、違いはなんなのでしょうか?

ロケット

ロケットの意味は以下の通りです。

推進剤を燃焼させ、噴出するガスの反動によって前進する装置。また、それで推進される飛行体。

引用:goo国語辞典

簡単に言うと、「燃料を燃やして飛ばす物体」は全てロケットと呼ぶことができます。日本が人工衛星を飛ばすときもこの「燃料を燃やして飛ばす物体」の力を利用して宇宙まで運ぶわけです。

ミサイル

それでは、ミサイルとはなんなのでしょうか?

通常、軍事目的のため、爆発物を遠距離に放擲?(ほうてき)?するための飛翔?(ひしょう)?体。

引用:goo国語辞典

ミサイルと呼ぶためには飛翔体が軍事目的であることが条件です。人工衛星を積んでいるなら軍事目的ではないのでミサイルと呼ぶことはできません。

 

北朝鮮があらかじめ発射を予告するときは「ロケット」であることが多い

北朝鮮が飛翔体を発射するときは2つのパターンがあります。

  • 事前に予告をして打ち上げるとき
  • 何の予告もなしにいきなり打ち上げるとき

前者の場合、北朝鮮が飛翔体を発射することが事前に予測できますので、日本も事前に破壊措置命令などを出して万が一日本の領土内に落ちるときに備えることができます。

 

一方、後者の場合はいきなり発射されますので、「朝テレビをつけたらなんだか北朝鮮が飛翔体をたくさん飛ばしていた」と一般の人たちは驚くわけです。

もちろん、自衛隊が常に警戒しているでしょうから自衛隊の人は発射されたらすぐに気付くと思いますが、大半の人たちをびっくりさせることは間違いないでしょう。

 

そして、北朝鮮が飛翔体を「ロケット」と呼ぶときは、事前に「人工衛星を打ち上げる」と予告をすることが多いです。

 

ロケットを「事実上の弾道ミサイル」と呼ぶ理由

北朝鮮がロケットといっているのに日本では「事実上の弾道ミサイル」と報道しています。それはなぜなのでしょうか?

 

理由は一つです。北朝鮮が国際的な信用を失っているからです。

あまり大した理由ではないと思いましたか? しかし、よく考えてみてください。日本も人工衛星を打ち上げるためにロケットを打ち上げることがありますが、これが世界において「日本が事実上の弾道ミサイルを発射している」と言っている国はいないですよね?(もしいたとしてもそれが北朝鮮だったりするかも)

日本は国際的な信用がありますから、たとえ「ミサイル技術に容易に転用が可能と考えられるロケット」を発射したとしても、それをミサイルを発射していると叩かれることはありません。

 

しかし、北朝鮮はいきなりミサイルを発射したり現代にそぐわない独裁的な政治を行っていたり、借金も返していなかったりして信用を失っていますので、北朝鮮が今になって「人工衛星を発射する」といっても周りからは「どうせミサイルなんだろう」としか見られないのです。

 

飛翔体の先に爆弾を積むか人工衛星を積むかというだけでミサイルにもロケットにもなります。そのため、信用の無い国がロケットを発射するとみんな「ミサイル技術に転用するのだろう」と考えてしまうわけですね。

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