朝鮮戦争1 「戦争が始まるまで」

歴史

第二次大戦後に朝鮮半島で起きた戦争・・・

それが朝鮮戦争です。この記事から複数回にわたって朝鮮戦争のことについて紹介します。

朝鮮戦争が起きるまでの朝鮮半島情勢(1949年)

朝鮮半島の地図です。(google mapから)

この地図は現在の物ですが、朝鮮戦争が起こる直前の1949年もこんな感じだと思います。

朝鮮半島の北に北朝鮮、南に韓国。

朝鮮半島の北に中国、右上に見えるウラジオストクと書かれている部分がソ連です。

右下の島国が日本ですね。

 

さて、北朝鮮も韓国もこの段階では建国してまだ1年という状況です。第二次大戦直後は北朝鮮にはソ連軍が、韓国にはアメリカ軍が駐留していました。

 

北朝鮮も韓国も朝鮮半島の統一を望んだ

朝鮮半島を二分する形で独立した北朝鮮と韓国は双方とも朝鮮半島を統一することを望んでいました。しかし、北朝鮮は「北朝鮮によって統一しよう」と考え、韓国は「韓国によって統一しよう」と考えたため、両国の関係は改善には向かいませんでした。

そんな中、1948年に北朝鮮の金日成は武力によって朝鮮半島を統一しようとするため、北朝鮮の親分ともいえるソ連のスターリンに対して韓国への侵攻の許可を得ようとしました。

しかし、韓国にはまだアメリカ軍が駐留している状態です。この状況で韓国へ侵攻を行えばアメリカ軍とも戦争になるのは明白です。アメリカと戦争することを望まなかったスターリンは金日成の要求を拒否しました。そしてスターリンは北朝鮮から軍を引きました。

 

韓国からアメリカ軍がいなくなった!

1949年6月にアメリカ軍は軍事顧問団だけを残して韓国から撤退していきました。

 

金日成「これはチャンスだ!」

 

そう考えた金日成は韓国に侵攻するための準備を始めました。

軍備を整えることはもちろん、背後にいるソ連や中国の支援を受けることができれば北朝鮮にとってはありがたいことです。金日成はこの戦いに勝つために様々な準備や工作を行いました。

 

ソ連と中国の支援

一度は金日成の要求を拒否したスターリンでしたが、アメリカがあまり朝鮮半島に積極的ではないこと、中国が北朝鮮に支援を積極的に行うことなどの状況変化もあり、ついにスターリンは金日成に対して韓国に侵攻することへの許可を出しました。

また、中国に対してもソ連が支援を積極的に行うと聞いて北朝鮮に支援を送ることを約束しました。

これには金日成が両国の支援を得るためにちょっとした工作を行ったとも言われます。

(両国とも自ら支援を行うというよりは、中国(ソ連)がやる気があるのなら我が国からも支援しようか・・・という感じのように思います。)

 

そして、1950年6月25日に北朝鮮軍は韓国領へ侵攻を始めたのでした。

 

つづく

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