北朝鮮において車というものはどのように扱われているのでしょうか?
普及率
まずは、北朝鮮に車がどれくらい普及しているのかを見ていきます。少し古いデータですが、以下の通りです。
vehicles: 11 per 1000
引用:NORTH KOREA?:?general data ※2006年のデータです
1000人当たり11台の車を持っているということになります。これが日本になると「591台」(2010年)と多くなります。
北朝鮮と同じくらいの普及率の国を挙げていくと、「ベトナム」と同じくらいです。一般庶民にあまり車は広まっていないと言えそうですね。
メーカー
北朝鮮の車は「平和(ピョンファ)自動車」というメーカーが作っていました。(現在は撤退している)この平和自動車は北朝鮮と韓国の合併企業となっています。仲がいいのか悪いのかわからなくなってきますね。
平和自動車は2000年以降にできたメーカーであり、それほど歴史があるメーカーではありません。一から車を作る技術力もなかったため、他のメーカーの自動車をもとにしてパクリ生産をしていました。その他のメーカーというものがほとんど中国製であり、その中国製の自動車も他メーカーのパクリ(これ以上はやめておきます。)
平和自動車初の四輪車です。私はあまり車の知識は持っていないため何とも言えませんが、外見だけを見るとまあまあ・・・?
引用:北朝鮮車の世界(1) 平和自動車
どう見ても北朝鮮版ハイエースです。
この平和自動車は主に庶民向けの自動車を生産しているメーカーですが、北朝鮮の国民の懐事情を考えるとなかなか車が普及しないのも納得がいきます。
上級幹部クラスともなると、高級車などに乗っているなんてことも珍しくありません。
北朝鮮はアメリカ製の車も存在する
北朝鮮の中にはアメリカ製の車も確認されています。以下の写真にそれが写っていますよ。
金正日が死去した時の国葬の様子です。大きい金正日の肖像が乗っている下の車がアメリカ製の車なのです。
この車はリンカーン・タウンカーという高級なアメ車です。なぜこれが北朝鮮にあるのかはわかりませんが、北朝鮮の一大行事だった国葬において実際にアメリカ製の車が使われていたことは事実です。
アメリカは敵国だといっている北朝鮮ですが、アメリカ製の車を使うことには抵抗はないみたいですね。
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