「元気ですかー!?」「1、2、3、ダーー!!!」という持つアントニオ猪木ですが、彼と北朝鮮の間にある関係についてまとめていきます。
アントニオ猪木について
まずは、アントニオ猪木の簡単な紹介をします。
(イラスト:からだしこうさん)
- 元プロレスラー
- イスラム教徒
- 参議院議員
たった3行だけ書いてみましたが、これだけでも猪木がすごい経歴を持ってそうだという風に感じられたのではないでしょうか?
アントニオ猪木の北朝鮮訪問
アントニオ猪木が初めて北朝鮮を訪れたのは1994年です。アントニオ猪木の師匠である力道山氏の出身地が北朝鮮(力道山氏が生まれた時は日本領だった)だったことからか、北朝鮮の政治家から誘いがあり、北朝鮮を訪問しました。
その後もアントニオ猪木はたびたび北朝鮮を訪問しては式典に出席したり、北朝鮮の要人と会ったりなどを繰り返しています。
なぜそこまで北朝鮮にこだわるのか?
北朝鮮の訪問回数でいうとすでに20回を超えるほどの多さですが、なぜアントニオ猪木は北朝鮮にここまでこだわるのでしょうか?
きっかけはアントニオ猪木の師匠にあたる力道山氏の影響ですが、その後何度も訪問するうちにアントニオ猪木の北朝鮮に対する独自の考え方が生まれてきたのです。
今、日本では、プロレス流に言うと北朝鮮が悪役、日本が善玉という構図が染みついています。常々私が言っていることは、日本の物差しだけで相手を測ってはいけないということ。「外交に勝利なし」という発想に立つ必要があります。
北朝鮮のことを一方的に敵国として扱うのではなく、相手と対話を重ねていくことが重要とも読み取れます。なんにせよ、アントニオ猪木の北朝鮮に対する考え方が一般的な人とは離れていることは確かでしょう。
アントニオ猪木の行動は日朝関係にどのような影響を及ぼすか?
北朝鮮という国を認めていない日本政府の立場からすると、アントニオ猪木の北朝鮮訪問は喜べるものではありません。2013年には参議院議員という立場でありながら勝手に北朝鮮を訪問したとして懲罰委員会から処分を食らったこともありました。それでもアントニオ猪木の北朝鮮に対する思いが変わることはありません。
現在の日朝関係は拉致問題をはじめとする多くの問題を抱えており、なおかつ朝鮮半島周辺の状況も影響して停滞を続けています。
この状況で、ある意味自由に行動しているアントニオ猪木の行動が日朝関係にどのような影響を及ぼすかは未知数といえるでしょう。
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