北朝鮮の外交事情 韓国

外交

北朝鮮と他国との関係は一体どうなっているのでしょうか?

今回は韓国との関係について見ていきたいと思います。

北朝鮮は韓国という国を認めていない

北朝鮮は自国の領土は「朝鮮半島全体である」と主張しています。これは韓国という国の存在を認めていません。建国して間もないころに南にできた韓国という国を潰すために朝鮮戦争まで起こしたくらいです。また、建国時の北朝鮮の憲法では北朝鮮の首都はソウルであると書かれていました。(現在は憲法が改正されて平壌が首都となっている)

これだけでも、北朝鮮が韓国という国に対してどう考えているのかがわかりますね。

 

朝鮮戦争後も北朝鮮は韓国に対して敵対行動をとっている

朝鮮戦争で両国の対立が明らかになりましたが、戦争後も北朝鮮は韓国に対して裏工作をたびたび行い、それが発覚するたびに韓国との関係は悪化しました(青瓦台襲撃未遂事件など)。また、同じく北朝鮮の存在を認めない韓国側も北朝鮮に対しての裏工作を行っている記録もあります。

最近ですと、2010年に起きた延坪島砲撃事件などが有名ですね。

また、表向きにおいても軍事境界線において韓国が北朝鮮に対して拡声器で呼びかけを行っていることに対して強い批判を行ったり、韓国との小規模な衝突が起こったりしたこともあります。

 

一方で融和的なムードもたびたび起きている

互いを認めない両国ですが、ちょっとだけ友好的になった時期もありました。

韓国で革命が発生し、首相が変わった1960年には北朝鮮の方から朝鮮半島を統一しようという呼びかけがありました(裏工作は続いていたようですが・・・)。ここからまずまずと関係は改善していき、両国の共同声明も発表されるまでになりましたが、1972年の韓国の政変をきっかけにこのムードは終わりを迎えてしまいました。

 

両国の経済協力のシンボル「ケソン工業団地」

さて、みなさんはケソン工業団地という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

このケソン工業団地は南北関係にとっては重要であるといえます。北朝鮮は土地と労働力を、韓国は技術と資本をお互いに出しあい、モノを作り上げていく・・・まさに南北が協力している状態ですね。韓国の企業に北朝鮮の労働者が働いているのです。

韓国にとっては労働者を確保することが可能であり、北朝鮮にとっては貴重な外貨を手に入れることができるため、お互いにメリットがあるといえますね。

しかし、このケソン工業団地も両国の関係が悪化した時に閉鎖されてしまうという事が何回か起きています。理由はたいてい北朝鮮にあり、核実験やミサイル発射などが原因となることが多いようです。

 

協力している部分もある中で、互いを認めていない北朝鮮と韓国。同じく戦後の影響で分裂したドイツは統一することができましたが、朝鮮半島が再び統一される日はまだまだ遠そうですね。

コメント

  1. 秋水 より:

    実際のところ、韓国人の心情は、韓国よりも北朝鮮に親近感が湧くと言われている。

    あの独裁と粛清、圧政の嵐が吹き荒れる金王朝の方が、米国型民主主義よりも良いというのは、やはり、韓国人(というよりも朝鮮人)の郷土意識が「李氏朝鮮時代」に近いという事なのだろうと思う。

    ただ、多くの韓国人が北の「圧政」を知らないか、単純な反米反資本主義の発想から「北」の「宣伝(プロパガンダ)放送」で見せられる、「パフォーマンス」と「反米闘争」に親近感が湧いているのかもしれない。

    地政学的に不幸な歴史が重なってきた韓国ではあるが、その複雑な国際社会上の立ち位置と、心情を理解するのは、我々には非常に困難な事であると思う。

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